よくある質問 携帯フィルタリングに関して このページを印刷する
ウェブサイト管理者・コンテンツプロバイダ向けのよくあるご質問
誰が分類基準を決めているのですか?

携帯電話向けのフィルタリングサービスのうち、ブラックリスト方式のコースに採用されている、ネットスターの制限候補リストは、いわゆる第三者レイティング方式の考え方で基準が定められ、また日々のサイト収集、分類作業が進められています。


第三者レイティング方式では、コンテンツ提供者(サイト運営事業者)とは利害関係を持たない第三者が、個々のサイトやページのコンテンツ内容を外から観察、また一利用者として実際に提供機能を利用するなどした上で、判断(レイティング)を行います。


この基準は、最終的には第三者が自ら定めるものですが、その際、いかに多くの利用者の賛同が得られるかが重要となります。一般に、特定のサイトをフィルタリングの対象とするかしないかについての見解は、利用者の考え方や状況によって大きく異なり、全員の一致を見ることはありえません。


家庭向けであれば、例えば高校生の子どもを持つ保護者と、小学生の子どもを持つ保護者では、同じ性的な表現であっても、許容度には大差があることが分かっています。したがって、なるべく多くの利用者の見方が一致する境界線のようなものを、どのくらい適切に把握できるかが、第三者レイティングが社会から信頼されるかどうかの鍵を握っています。


ネットスターでは、広く法人向けから家庭向けまでのフィルタリング(制限候補)リストを提供していますが、それぞれの利用者の声を広く集め、少しずつ変化していく共通項や境界線の把握に努めています。具体的には、フィルタリング製品・サービス利用者からのお問い合わせやご要望を中心に、インターネット利用者の動向調査結果、専門家による調査・研究成果などを加味して、収録範囲や分類基準を定め、必要に応じて随時見直しを行います。


このうち、専門家による調査・研究については、ネットスターが運営事務局としてヤフー株式会社と共同で設立・運営している「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」や、その他の主なフィルタリング事業者が参加している「保護者のためのフィルタリング研究会」が挙げられます。その他、ネットスター独自に、「家庭でのインターネット利用実態調査」を定期的に実施しており、その成果の一部は広く一般にも提供しています。